「本や新聞の文字がぼやけて読みにくい」「書類の小さな字が見えづらい」と感じることはありませんか? そんな「見えにくい」をサポートするのが拡大読書器です。
拡大読書器は、カメラで映したものをモニターに拡大表示する装置です。拡大したいものにカメラを向けるだけで、文字や写真が大きくはっきりと映し出されます。見え方や用途に合わせて、さまざまな種類の拡大読書器があります。
拡大読書器でできること
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文字を大きくはっきりと読む: 新聞、雑誌、書籍はもちろん、薬の注意書きやレシートの小さな文字も楽に読めます。
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写真を鮮明に見る: 家族の写真や旅行のパンフレットなど、細部まで楽しめます。
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手書きや作業もスムーズに: 手紙を書いたり、趣味の作業をしたりする際にも役立ちます。
拡大読書器の種類
拡大読書器には、大きく分けて据え置き型と携帯型の2種類があります。
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据え置き型: 自宅などでじっくり読書や作業をしたい方におすすめです。大きなモニターで安定して使えます。
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携帯型: 外出先でメニューや商品の説明を見たい、旅行に持っていきたいという方におすすめです。コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。
どんな方におすすめ?
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加齢や疾患(白内障、緑内障、加齢黄斑変性など)により文字が見えにくくなった方
- 手紙を書く、写真を見る、手芸などの細かい作業をもう一度楽しみたい
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普通のルーペでは倍率が足りない、または長時間使用するのが難しい方
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新聞や雑誌、薬の説明書など、細かい文字を読む機会が多い方
「もう読めない」と諦めていた方に、再び読書や趣味を楽しむ「きっかけ」を提供します。
拡大読書器の種類と特長
拡大読書器には、主に「据置型」と「携帯型」の2種類があります。お客様の生活スタイルや用途に合わせてお選びいただけます。
| 種類 | 特徴 | 主な利用シーン |
| 据置型 | カメラと画面が一体となった、机の上に置いて使用するタイプです。高倍率で画面が大きく、安定しています。 | ご自宅での読書、書き物、手紙の作成など、じっくり集中して使いたい場合 |
| 携帯型 | スマートフォンやタブレットのような持ち運びやすい大きさのタイプです。内蔵バッテリーで動作し、屋外でも使用できます。 | 外出先でのメニュー確認、商品のラベルや値札の確認など、持ち歩いて使いたい場合 |
種類別メリット・デメリット
| 種類 | メリット | デメリット |
| 据置型 | ・高倍率・高画質で、長時間でも疲れにくい。 ・画面が大きく、作業がしやすい。 ・安定していて、書き物などもスムーズにできる。 | ・本体が大きく、持ち運びはできない。 ・比較的、価格が高めになることが多い。 |
| 携帯型 |
・軽量・コンパクトで、バッグに入れて持ち運べる。 ・外出先での急な「見たい」に対応できる。 |
・画面サイズが小さく、長時間の読書には不向きな場合がある。 ・倍率が据置型より低い製品がある。 |
ご購入前に知っておきたい「給付制度」について
拡大読書器は、視覚障害をお持ちの方の日常生活を支援するための**「日常生活用具」**として認められており、自治体(市町村)の助成金(給付)制度を利用できる場合があります。給付の対象となるには、身体障害者手帳(視覚障害)が必要な場合や、世帯の所得に応じて自己負担額が発生する場合があります。注意点として、この制度の内容(対象者の条件、給付額、申請の流れなど)は、お住まいの各市町村によって大きく異なります。まずは、お住まいの市町村の福祉窓口、または当社の専門スタッフにご相談ください。制度の利用も含め、お客様にとって最適なご提案をさせていただきます。実際に触れて、その便利さを体験してみませんか?


